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中村(なかむら)やすひろ

思いやりが充満した空間

時差のブログですが、5月10、11日に岐阜県飛騨市と富山市に視察に行ってまいりました。

富山では、「富山型デイサービス」の取り組みを視察してきました。高齢者、子ども、障がい者も一緒に、年齢や障害の有無にかかわらず、身近な地域でのデイサービスをコンセプトに設けられた市内各所にあるデイサービスの拠点です。

市役所での説明を受けた後、「NPO法人にぎやか」が運営する「デイケアハウスにぎやか」におじゃましました。同施設での一連の説明は、「チームむら」という、精神や発達に障害があったり組織や社会に馴染めないなど、生きづらさを感じるピアサポートメンバーが一切を取り仕切っていました。手作り感満載のプレゼンテーション良かったです。

民家を改修した小規模な建物で、対象者を限定せず、地域の身近な場所で行われるこの事業は、行政の縦割りを超えて柔軟にサービスを行うものとして、開設当初から全国的に注目を集めました。新しい形の福祉サービスです。家庭的な雰囲気の中、利用者が自然に過ごせることや、個々の状態に合わせたきめ細かい介護が受けられること、利用者を限定しないため、お年寄りが小さな子どもを見守ったり、障害のある方がスタッフのお手伝いをすることがあるなど、当たり前の生活がそこにはあります。

併設のグループホームでは利用者の希望を叶え、赤の他人である他のメンバーが、皆で看取り、最後に湯水で清め、葬儀まで行います。これらは行政サービスとは何の関係もありません。そこでは、皆が「利用者」ではなく「家族・仲間」なのです。「思いやり」が充満している空間です。

NPO法人にぎやかのHP 

飛騨市では、「命をつなごうジュニアパラメディックプロジェクト」で、市の消防と学校を所管する教育委員会が連携して、小中学生に対する防災・救命救急の教育を体系化して進めている取り組みです。消防署が教育の重要性を深く認識していることが大変印象的でした。