杉並区のデジタル化(DX)の取組み
エリック・ストルターマン教授により提唱されたDXは、「ICT(情報通信技術)の浸透が人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させること」と定義されています。
行政におけるデジタル化の推進について、2021年にデジタル田園都市国家構想が策定されデジタル庁が発足、2022年には、杉並区でもデジタル化推進基本方針と推進計画が策定されました。また区議会公明党としては、杉並公明チャレンジ10で、「7.行政のデジタル化(DX)の促進」を掲げています。
私自身、昨年の当選以降、2回一般質問に立ちましたが、いずれも区のDXを進める質問を行いました。
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デジタル化は、それ自体が目的ではなく、「区民サービスの向上」と「行政内部の効率化」が目的です。目指すべきは、全ての人にやさしい、「誰一人取り残さない」DXです。
杉並区デジタル化推進計画では、様々な分野でのDXを計画しています。
DXは仕事のやり方を劇的に変革します。杉並区におけるDXの最も大きな実績として、保育所入園選定業務へのAI(人工知能)の導入があります。AIは、保育課職員8名が丸1週間かかるほどの仕事を1分で終了させました。まさに、劇的な変革です。他の業務へのDXの展開も進めています。例えば、キャッシュレス決済やAIオンデマンド交通などもDXの一種です。区では、ChatGPT も導入する予定です。
令和8年度に、区役所では「書かない窓口」を導入します。区役所での各種証明書の発行や、転出入等の手続に、毎回申請書類を書かなくてはならず煩わしさを覚えた経験がある方もいらっしゃると思います。DXにより区役所の窓口業務の改革を進めます。
> 昨年8月に埼玉県深谷市に「書かない窓口」の視察に行きました。
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大規模災害が起こったら、膨大な対応業務が発生する一方、多くの区職員も被災し、人的資源に制限がかかります。災害対応業務の効率化、迅速化は必須です。
例えば無人航空機ドローンの活用です。区は、杉並区内の建物、信号機、街路樹などの立体的な地図情報を3D化したデータを持っており、全国の自治体の中でも突出した精度を誇ります。過去には、民間事業者と協力して、このデータをドローンに読み込ませ、相模原の河川敷に杉並区役所周辺と同じバーチャル空間を作り、区役所から遠隔操作するという実証実験を行いました。この技術を発展させ、災害時にはドローンによる空撮画像をAIで分析し、被害状況の把握や情報収集、関係機関と共有し、それぞれの対応に活かしていく体制整備を進めるべきと訴えました。
> 昨年9月に私は災害対応へのDXの導入について一般質問しました。
災害時の情報提供に、24時間・多言語で対応可能なAIチャットボットの導入や、デジタル震災救援所や災害備蓄品在庫管理・調達データ連携なども、実現をめざしてまいります。

