「減税自治体構想」
今日は議会2日目。5会派による代表質問が行われました。長い一日でした。
杉並区が進めている「減税自治体構想」、テレビや新聞でも多く報道されています。
この構想は、毎年、予算の一定額を積み立て、大規模災害などの緊急時の備えとするとともに、将来、その積み立てを運用した収益を区民税の減税という形で納税者に還元していくという長期的な構想です。
杉並区ではこれまでの10年間、平均して区の予算の1割以上を借金の返済と貯金の積立に充当してきました。こうした実績をふまえて、その時々の区民 のニーズにしっかりと応えていくということを前提としながら一定額を積み立てていこうというものです。専門家による将来のシミュレーションも経ています。
「貯めるお金があれば今使うべきだ」、「将来の減税は今の人々にとってはあまり恩恵のない話」等々、様々なご意見があります。私もいろいろと考えさせられます。
しかし、議員になって3年間、以前まで民間企業にいた私は、国・自治体の借金まみれの財政に大きな違和感を感じていました。
区税収入はその時々の経済状況によって変動しますが、支出となる福祉等のサービスは、収入が下がったからといって、簡単に下げることは出来ません。 すると、どうなるか。借金(債券発行)をして財源とするわけです。これまでの行政・自治体が抱える構造的な問題だと考えます。借金とは将来の世代が必ず返 さなければならないものです。利子もつきます。一方、この構想は借金体質とは逆の発想です。
私は、これまでも同構想の根本となる自治体の財政運営のあり方について議会で質問してきました。
減税自治体構想では、積み立ての運用益で将来の恒久減税をするという機能がクローズアップされていますが、一方で、「財政のダム」(=収入の変動にも耐え、安定的なサービス供給をするための財源)という機能もあるのです。私はむしろそこに注目しています。
その上で、同構想を進める上で留意しなければならないのは...
長くなるので、また別の機会にします。
写真は、先月、杉並区議会公明党として、「減税自治体構想に関する会派要望」を提出した時のものです。
今議会の特別委員会で、本件(構想を進めるための基金設置のための条例)について集中審議をすることになります。
※ 以下、構想に関する資料です。参考にして下さい。


