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中村(なかむら)やすひろ

決算特別委員会報告(Part I)

今日から平成21年度の決算を審査する決算特別委員会が始まりました。

本日の審議対象は歳入・歳出全般等についてです。
私は、公明党の2番手として、区財政について、行政改革について質問しました。杉並区では、昨年来公会計制度を改革して、民間の企業会計なみの財務諸表が策定されています。資産・債務がそれぞれいくらあるのか、また増減は単年度ではどうだったかのか。更には減価償却費を含めてトータルの行政コストはどうなのか等々、これまでは、いわば単年度のキャッシュフローのみの情報を見て1年間の結果を議論するというやり方でしたが、財務会計の改革によりストック(歴年の結果&将来的な財政力)の情報もベースに議論ができることになりました。この点については、私は以前一般質問で、その改革の必要性を訴えました (
⇒ 参考)。

このような情報をベースに、私なりに杉並区の21年度の財政の総括をしたところ。

  1. 財源収入が下がった (20年度2201億 → 21年度2180億で▲21億)
  2. 行政コストが上がった (20年度2003億 → 21年度2085億で+82億)
  3. 資産形成への支出を抑えた(固定資産+金融資産形成で172億→70億で▲102億)
  4. 一方で、固定資産の評価額(土地価格)が462億増加した(+16%!)

等々、以上の状況から、21年度を見ると財政状況の悪化があり厳しくなったものの、やりくりをして頑張った。固定資産の上昇という追い風もあり、資産(21年度1兆5060億)と純資産(1兆4314億)が増加した。全体として見れば、純資産比率(借金をせずに作り上げてきた資産の割合)が95%もあり、安定度は、まだまだ極めて高い。という状態でしょうか。

しかし、油断は禁物です。長期的に見れば①生産年齢人口の減少(=区税収入等の減少)、②高齢化の進展(=保健・福祉関連予算の増加)、③施設の老朽化による建替え重要(=30年間で約2800億の支出!)というのが本区を取り巻く環境です。

そのような状況下、長期的な目線に立った財政運営・計画が必要であると訴えました。子どもたちへ借金の先送りをして今を運営していくなど、愚かなことを杉並区では絶対に起こしてはならない!(国がそうであるのが残念でならない)
そのために「いま何をなすべきか」、それを真剣に考え、そのシステムを確立するのが私たちの役目であり、責任であると考えます。

今回から、決算(予算)委員会の模様がインターネット中継で見られるようになりました。またお時間がある時に見て頂けると幸いです。中継録画の暫定版はこちらから。(編集が整ったら貼り替えます)