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中村(なかむら)やすひろ

震災を受けての子どもの心のケアについて

本日、杉並区の教育委員会主催の子育て支援講座、「震災後のこころのケア ~周囲の大人ができること~」 に参加してきました。

講師は、家族機能研究所 IFF相談室カウンセラーの本田涼子先生です。同先生は2児の母で、UNICEF職員として米国・アフリカなどに滞在した経験から、様々な文化の中で子育ての違いを実感し、子どもとのコミュニケーションの仕方や心理学を専門的に学ばれた方です。その経験を生かし、被災地の未就学児とかかわる園の先生方、保護者やボランティアに対して遊びを通した子どもの心のケアを行っています。

セミナーでは、

  • 子どもが(震災などの)つらいことを体験すると、それに対して、「赤ちゃんがえり」やかんしゃくを起こしたり、わがままになったりするなど様々な反応を表すようになる。しかし、これらの反応は大変な出来事を体験したことに対して起こる正常で健康的な反応である。
  • つらい体験をしているときの脳は通常の働きとは異なり、意識的・認知的な作業をする左脳の機能が低下し、無意識に感情の処理をする右脳にそのつらい出来事が記憶される。そのことに対して、大人たちができることとしては、右脳へ直接働きかけること。それは音楽で癒されたり、遊びを通して行われる。
  • 遊びは子どもの自然な表現方法。子どもは言葉よりも遊びを通して自分の体験を表現・整理・理解する。遊びは震災などの大変なことへの反応として見せている行動を軽減する力を持っている。

といった内容でした。

大人ほど言葉での表現能力がない子ども。しかし、震災などにより感じる恐怖感、不安感、ストレスは同じです。子どもの心のケアもしっかりと大人が受け止め、対処していかなければなりません。