平成21年10月8日 総務財政委員会

新型インフルエンザワクチン接種の効果と目的

中村 康弘

今回の迅速な対応を高く評価しております。
 では、まずお聞きしますけれども、今回の新型インフルエンザのワクチン接種の効果、また目的をお示しください。

保健予防課長

今回のワクチン接種の目的ですけれども、死亡者や重症者の発生をできる限り減らすこと、また、患者が集中発生することによる医療機関の混乱を極力防ぎ、必要な医療提供体制を確保することとなっております。

中村 康弘

先ほどの本会議でも若干概要のご説明がございましたけれども、今回のインフルエンザワクチンと肺炎球菌ワクチンの、それぞれ公費助成の対象者、先ほどインフルエンザに関しては4種類ぐらいございましたが、対象者をもう一度明確にお示しいただきたいのと、それぞれ区内ではどれだけいるのかということに関して、見込みでお願いします。

地域保健課長

今回お示ししているものでございますけれども、新型インフルエンザワクチンと肺炎球菌ワクチンのそれぞれの公費助成の対象ということでございますが、新型インフルエンザにつきましては、国が示しているハイリスク者ということで、1つが妊婦でございます。区内では今3,500人を見込んでございます。それから基礎疾患を有する者ということで4万人、1歳から小学校3年生相当の年齢の小児ということで約3万人、1歳未満の小児の保護者ということで7,400人。
 それから、肺炎球菌のほうでございますけれども、区内65歳以上のおよそ10万人ということで見込んでいるものでございます。

中村 康弘

では、新型インフルエンザワクチンと肺炎球菌ワクチン、それぞれ接種を通常受けますと、本来であればどれぐらい個人の負担がかかるのか、また、それぞれに対しての公費としての助成額はどれだけを見ているのか、その辺もお示しください。

地域保健課長

新型インフルエンザ接種にかかる費用ということでございますけれども、国が示しているのは、接種費用が、1回目が3,600円、2回目が2,550円ということで示されているものでございます。また、肺炎球菌ワクチンについては、およそ7,000円から8,000円というふうに伺っております。
 助成額につきましては、新型インフルエンザにつきましてはそれぞれ1,500円、約半額になりますけれども、この助成を予定しているものでございます。また、肺炎球菌ワクチンのほうは、4,000円を公費助成したいというふうに考えてございます。

中村 康弘

それで、ワクチンの確保という部分で、今国のほうとしても取り組んでおりますけれども、新型インフルエンザワクチンの確保の今現在の状況、また、いざ接種となった場合のスケジュール、具体的に時期、どこでどのようにして接種が行われるのか、その辺に関してもお示しください。

地域保健課長

ワクチンの確保量でございますけれども、今国のほうから示されているのが、年度内に国内産のワクチンが2,700万人分確保される予定、それから輸入ワクチンについては、年度内に5,000万人分というふうにお伺いしているところでございます。
 また、新型インフルエンザワクチン接種に関するスケジュールということで、一番早いところで接種の開始が、医療従事者対象ということになりますけれども、10月26日か27日ぐらいというのが一番早いものと思います。その間、各医療機関から手を挙げていただきまして、ワクチンの納入量を決定いたしまして確保していくという予定になってございまして、妊婦だとか基礎疾患を有する方については、11月16日ぐらいから開始というふうに聞いているところでございます。

中村 康弘

対象者には申込書みたいなものを個別に郵送されるような形で、具体的に医療機関とかをお示ししながら、予約とかそういう形で、この接種事業というのは始まっていくんでしょうか。

保健予防課長

基礎疾患を有する方については区のほうで把握できておりませんので、広く区民の方に区報の臨時号等でお伝えをして、医療機関のご協力のもと、接種を進めていきたいというふうに考えております。

中村 康弘

では、それ以外の方は把握しているということで、直接送っていただくということでよろしいんですか。

保健予防課長

現在、区民の方への周知に関しましては、広く広報でお伝えするというような手法をとっていく予定でございます。

中村 康弘

周知徹底して、どこまで対象者の方々がその辺を理解して申し込むかという問題もありますので、その辺に関してはきっちりと、今後100%に近い状態で受けられるような形を検討して考えていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いします。
 それと、ちょっと心配なのは妊産婦の方々への接種の影響ですね。これに関しては、例えば胎児への副作用とか、授乳を介しての子どもさんへの影響とか、その辺の安全性ということに関しては、この新型インフルエンザワクチンに関してはどのように認識されていますか。

保健予防課長

胎児への影響ですとか授乳中の接種については問題ないだろうというふうに国のほうから資料が示されておりますが、妊婦に関しましては、保存料を使っていないワクチンも接種が可能というふうな選択もあるということですので、そういう点についても周知を図っていきたいと存じます。

中村 康弘

最後の質問とさせていただきます。
 今回、インフルエンザも大流行の兆しがあるということもありますし、また季節性インフルエンザの問題もありますし、高齢者の方々とか、肺炎球菌も今回助成するということですけれども、また乳幼児に関して、公費助成しているしてない関係なく、いろいろなワクチンを予防接種するという中で、それぞれは安全なんですけれども、何種類ものワクチンを接種するということに対しての、人体に対して何か悪い影響とか、そういったものはどのように認識されているんでしょうか。

保健予防課長

ワクチン接種に関しましては、100%安全というようなことは残念ながらございませんが、1つ1つのワクチンは安全性がかなり確認されていることと、種類の違うワクチンを接種する際には一定の期間をあけて接種をするというようなことが徹底されておりますので、問題なく接種できるというふうに考えております。

中村 康弘

議案第60号平成21年度杉並区一般会計補正予算(第4号)に賛成の意見を述べます。
 今回の新型、H1N1型インフルエンザの感染拡大については、区内でも多くの集団感染が発生している上、被害拡大の脅威は全国、全世界に及んでおり、これから本格的な流行が懸念されています。予防対策の充実強化への区民の要望は日増しに高まっている状況下、区がこのたびワクチンに対する公費助成を迅速に決断し、補正予算として上程されたことは高く評価するものです。これからも区民の生命と健康を守るために、区としてもあらゆる可能性を想定して新型インフルエンザ対策に全力で取り組まれることを要望いたしまして、賛成の意見とさせていただきます。