平成22年2月24日 総務財政委員会

補正予算の全体像と特徴

中村 康弘

それでは、私のほうから質問させていただきます。
 まず、今回の補正予算ですけれども、全体的に今回の補正予算の位置づけ、また特徴に関しまして、全体の概要も含めましてご説明をいただきたいと思います。

財政課長

今回の補正6号は、今年度の最終補正という性格のものでございます。したがいまして、21年度の精算的な要素が強いということと、もちろん緊急を要する事業、幾つかを計上してございますので、そういった特徴もございます。

中村 康弘

では、まず一般会計の歳入に関して、たばこ税も、利子割交付金も含めて軒並み減額補正という形ですけれども、一方で、特別区民税に関しては増額という形になっております。この辺の歳入に関しまして、区民税が特に増額になったというところも含めて、どのような背景があるのか、どういうことでこのような形になったのかという区の認識をお示しください。

財政課長

確かに区民税につきましては伸びがあります。この主な要因でございますけれども、区民税のいわゆる徴収率の増でございます。当初の予算で見込んでいたものよりも実際の徴収率が上がったということが一番の要因でございます。

中村 康弘

徴収率に関しまして今お話が出ましたので、21年度の直近の、今回の補正を含めた上での現年課税分と過年度分、これは現年分96.5%ありますけれども、過年度分に関しても77.5とか20%とかありますけれども、この辺に関しては、通年の結果というよりも今回の調整分というふうな認識でよろしいんでしょうか。そのことと、21年通年でどういうふうな形になっているのかというのを改めて、もしよろしければ教えていただきたいと思うんですけれども。

納税課長

区民税全体の通年の収納歩合で申し上げますと、今回出した率、予算計上の96.5という数字ではなくて、現年で申し上げますと97.55、区民税全体では93.7%程度を見込んでおるところでございます。

中村 康弘

納税者の数に関しては、21年度に関してはどういう動きがありましたか。

課税課長

納税義務者につきましては、当初の予測よりも約4,000人ほど増えてございます。

中村 康弘

了解しました。ありがとうございます。この辺、きょうは総務財政ですので、収納に関しては、この程度にしておきます。
 歳出に関してお聞きいたします。
 歳出に関しては、かなり多岐にわたって減額補正がされているわけでございますので、そのうちの主なところ、時間の許す限りで確認をさせていただきたいと思います。
 まず、予算書の55ページの情報システムに関してちょっと確認させていただきます。
 情報管理費ということで、情報システム維持管理に6,400万円の減額がされておりますけれども、この内訳、どのような背景でこういう金額が出たのか、お示しください。

情報システム課長

こちらの減額6,400万円の内訳でございますけれども、PC機683台の入れかえの金額の契約落差金で2,115万円ほど、また、ファイルサーバー機器の入れかえの時期が、当初7カ月予定していたのが3カ月になりました、この関係で2,044万円余でございます。また、ホストコンピューター、大型コンピューターの周辺機器等の関連の見直しを行いまして、ここで1,200万ほどの減額が主な内訳となってございます。

中村 康弘

情報システムの費用に関しては、私も以前からさまざま質問させていただいておりまして、なかなか値段の高い安いが判断しにくい、かなり専門的な部分も、技術的なところも入ってまいりますので、逆にそういったところであるがゆえに、コスト意識を持ってきっちりとした管理をしていく必要があるのではないかなというふうに改めて思っております。
 そういう意味におきましては、今年度の実績で合計6,400万円は、今お話を聞く中においても、何か特別に削減をしたとか本来必要なものを割愛したとか、そういったものではなくして、いわゆる入札で低く抑えられたとか、過剰なスペックというんですか、プラスアルファの部分をあえて採用せずに、最低限必要な部分は死守した、そういった努力をした結果、見直しの結果のコストセービングだというふうに思っておりますので、これのみにかかわらず、これからもさらにこういった形の取り組みを、昨年から情報政策監も来られておりますので、全体的に大きな流れの中でこういった削減の取り組みを続けていただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。

高齢者施設関連予算の減額補正

中村 康弘

 続きまして、59ページで、同じく歳出削減のことに関してお聞きいたします。
 高齢者関係の設備に関しても若干減額がございます。例えば防火設備の整備工事とか、その下に行きまして、認知症高齢者グループホームの施設建設助成に関しても減額補正されておりますけれども、この辺の、高齢者関係の施設に関する減額補正に関して概要どのような形でなったというのをご説明いただきたいと思います。

高齢者施策課長

ご指摘の認知症高齢者グループホームの関係でございますけれども、認知症グループホーム運営につきましては、区が建物を所有しておりますシャローム本天沼、なごみ高井戸のスプリンクラーを設置する工事、それと、グループホームの建設助成のほうは、区内にありますグループホームでスプリンクラーの設置されてない275平米以上のグループホーム5カ所に対して設置を助成するというものでございまして、工事費につきましては、必要な経費を見積もったものでございますけれども、入札で落差が出たというもの、また、各法人から設置工事の経費を見積もっていただいたんですが、それが実際の入札では工事費が安かったということで、減額補正するものでございます。

中村 康弘

それ以外にも、介護予防拠点の整備や、また都市型多機能施設等整備に関してもさまざまございます。あと、高齢者ショートステイの建設助成に関しては1億8,000万の減額になっておりますけれども、この辺に関しても同じように説明いただけますでしょうか。

高齢者施策課長

まず、介護予防拠点の整備でございますけれども、これは荻窪会議室に介護予防拠点を整備する予定で見積もったものでございますけれども、実際には保育施設として運営を開始した。都市型多機能施設につきましても、同様に善福寺1丁目の用地で解体工事をしようということで予算を見積もったわけでございまけれども、保育施設に転用したということでございます。
 あと、高齢者のショートステイ建設助成につきましては、西荻1丁目の用地に高齢者専用の施設を整備しようということで、昨年1月から事業者を公募しておりましたが、なかなか決まらず、昨年12月に決定いたしましたので、建設助成が今年度ではなくて来年度になるというものでございます。

中村 康弘

まず、介護予防拠点と都市型多機能施設に関しては、去年の今ごろから始まって、21年度はとにかく保育施設の対応をするんだというふうなことで緊急的に、優先順位を上げて取り組まれたというふうに認識しております。こういったこともありまして、区有施設等の有効利用という形で、保育というところに優先順位が与えられたわけでございますけれども、これによって、例えば、これまで計画どおり進めてきた高齢者に対するさまざまな施設の整備等に関して、事業がこの辺どのような形で進捗しているのか。遅れているのではないのか、もしくはサービスが落ちることがないのか、その辺に関しては、計画と今回の21年度の対応というものに関しては、所管課としてはどのように認識されているのか、改めて確認させていただきます。

高齢者施策課長

保育施設に転用した影響ということですけれども、介護予防拠点の整備につきましては、荻窪会議室のほかにも、21年度3カ所のゆうゆう館の改修工事を実施いたしました。22年度につきましても、3カ所予定してございます。そうした中で、他の施設も活用して整備を進めているところでございます。
 あと、都市型多機能施設につきましても、善福寺の用地以外にも上井草2丁目都有地ですとか堀ノ内2丁目の区有地、そういったところにグループホーム、ショートステイ、デイサービス等の整備を計画してございます。
 また、西荻北1丁目のショートステイ単独施設も事業者を決定したという状況でございまして、あと、松庵1丁目のほうで民間事業者創設型のグループホームも整備を進めるということで、計画は、いろいろ事業者の関係ですとかありまして少し遅れた面はありますけれども、整備を進めているという状況でございます。

中村 康弘

すなわち、限られた資源の中で優先順位は何かということで保育というところに持ってきたものの、かといって、それが原因で実際高齢者のさまざまな施設整備の計画が著しく遅れたとか、そんなことはないという認識でよいか。そのように今理解いたしましたので、これからもさらにさまざま、優先順位やそういったこともありますけれども、着実に高齢者に対する施策も充実を進めていっていただきたい、そのように思っております。
 次の61ページに移りまして、今保育のお話がございましたけれども、保育園運営に関するさまざまな費用に関しても、今回減額がされております。保育園運営に関する一般保育や家庭福祉員に関する運営委託費、またそれ以外にも、保育室の運営経費、病児・病後児保育に関してもそれぞれ金額が減額されておりますけれども、これらに関して、どのような背景でこういった金額が出されたのか、ご説明をいただけますでしょうか。

保育課長

まず、保育園運営費でございますけれども、こちらは区立保育園の日々の運営費でございまして、予算総額が23億円弱ある中で、日々の運営の実績の結果、このような残額が生じる見込みとなったものでございます。
 家庭福祉員につきましては、予算上16名ということで見込んでおりましたけれども、16名になるのはこの4月からの予定でございまして、今年度中の予算執行が不要になったということでございます。
 グループ保育室等の運営でございますが、これは区保育室の委託保育室でビルなどを借りた家賃が、予算と実態と比較して交渉等の結果安く済んだというところでございます。
 病児・病後児保育につきましては、今年度1カ所増設を計画いたしましたけれども、結果的に選定に至らず、来年度以降、再度選定をするということで残となったものでございます。

中村 康弘

ちょっと時間も押し迫ってきましたので、金額の大きいものだけ幾つか確認させていただきます。
 63ページと65ページになりますけれども、公園関係ですね。公園関係に関しては、まず地域公園の整備ということで2億4,700万円が減額されておりまして、一方、仮称和田一丁目公園の整備に関しては2億3,400万円が計上されている。この辺の背景に関して、まず説明いただけますでしょうか。よろしくお願いします。

みどり公園課長

地域公園の整備の減額につきましては、現在、UR都市機構のほうで整備を進めている桃井中央公園に関するUR側に対する国の補助金が増額された結果、区の負担金が減ったということで、2億4,700万減額してございます。
 身近な公園の和田一丁目公園の整備については、平成17年からずっと、防衛省を含めて国とこの土地については折衝を進めてきたところ、去年の夏ぐらいに、国のほうで、今年度中に売りたいという話がございまして、これについては確保を進めるということで、予算額の不足額を2億3,400万計上させていただいたということでございます。

中村 康弘

特に和田一丁目公園に関しては、昨年、我が会派の川原口さんが質問させていただいたということもありまして、相手方のあることでしたので、そういったことで年度内にということでしたので、対応していただいたということで評価をしております。
 最後に1問だけ確認させていただきます。次のページの67ページで、清掃対策に関して、プラスチック製容器包装回収が1億1,200万円減額されている。この件に関して、内訳をご説明いただけますでしょうか。

清掃管理課長

プラスチック製容器包装の回収経費の減額補正をお願いするものでございます。理由としましては2点ございます。
 1点目は、プラスチック製容器包装の回収をしている車両の積載率を見直すことができたことによりまして、予定した車両台数を減車することができました。これによりまして、収集・運搬経費5,100万ほど減額をすることができます。
 もう1点につきましては、予定をしていましたプラスチック製容器包装がなかなか見込みどおり回収ができずに、予定量との乖離が生じたことによりまして、予定回収量を見直しましたので、その分を資源化経費として減額補正をする、これが6,100万でございます。

最終補正予算の評価と財政効率化への要望

中村 康弘

それでは、平成21年度杉並区一般会計補正予算(第6号)につきまして、賛成の立場から意見を述べます。
 本補正予算は、本年度の最終補正として、これまでのそれぞれの歳入歳出の実績に基づき、精算の要素を多く含んだ補正予算であります。歳入におきましては、特別区民税は増加の修正ではあるものの、財政調整交付金など他の収入は軒並み減額となり、本区の現在の厳しい財政状況をあらわしております。一方、歳出におきましても、多くの事業で減額となっております。
 しかし、ただいま種々行われた質疑を通しまして、実態として、入札の落札価格が低く抑えられたこと、制度の変更に伴うもの、また、さまざまな改善を行ったことによってコストを抑えることができたことなどを反映しているものであることを確認させていただきました。
 今後におきましても、業務、事務の遂行、またさまざまな契約の履行におきまして、効率性、有効性、そして経済性という点を常に意識しながら、財政状況が厳しいときだけではなく、常に区民の税金、財産の無駄遣いを極力なくしていこうという改善努力をこれからも継続的に行っていただくことを要望いたしまして、本補正予算に対する賛成意見とさせていただきます。