令和3年5月18日 総務財政委員会

高齢者ワクチン接種完了時期の表現に関する区の見解

中村 康弘

1問だけ。ちょっと言葉の表現で確認させていただきたいと思うんですけれども、これは国のほうとかマスコミのほうもそうなんですけれども、高齢者の接種を7月末までに完了する、もしくは終了する、そういう表現が使われておりまして、これは正確に言うと、完了できるだけの体制を整備するということでよろしいですよね。例えば、7月末までに2回目を接種しないと私受けられないのかしらという、そういうふうにも誤解されがちな、7月25日までに高齢者接種を完了するというふうになっちゃうと、そういうふうにも聞こえてしまうんじゃないかなと。その辺の表現に関して、ちょっと工夫というか、区のほうからの情報発信に関してはしっかり対応していただきたいと思いますけれども、御意見を聞かせてください。

区長

御指摘のとおりです。体制を整備するということで、高齢者のスケジュールで、7月にかかっちゃう人も出てくるということも、何せ対象者が12万数千人という数ですから、そういうこともあり得ると思いますけれども、区の接種体制として十分こなせる体制を構築するということは、突き詰めて正確に言えばそういう表現なんだろうというふうに思います。
 途中から、医療従事者、それから高齢者、この接種状況を見ながら、いわゆる次の基礎疾患とか一般区民というところに移行していくことになるだろうと思います。まだ私のところまで次のスケジュールの詳細は上がってきていないので、私がここで勝手なこと言うと、ちょっと現場が困るということもあるんでしょうけれども、常識的な範囲で考えれば、12万数千人の65歳以上、16歳未満の方は除いた現役世代ということだって何十万人といますから、一気に接種券を発送して、わあっとやるということはちょっとできないだろうというふうに思いますので、そこら辺の順位とか流れというのは、これから、のろのろ時間をかけてはできないですけれども、ちゃんとした体制を構築する。一刻も早く、とにかく集団免疫を獲得できるような接種体制を構築する、そして日常を取り戻すということが、ほぼ例外なく国民の最大の願望だろうというふうに思いますので、そこに沿っていきたい。
 それから、質問からちょっとずれますけれども、インフォメーションというのは非常に大事だなとこの間思っています。ですから、広報とか、あるいは私の記者会見もそうでしょうけれども、いかに相手方の立場に立って必要な分かりやすいインフォメーションをするかということが非常に大事だろうというふうに思っています。ですから、一歩間違うと、これはマスコミも大きな責任があると思っているんですよね。この間、言いたい放題で、正確でないような情報も流されて、現場が迷惑するということもあるでしょうし、その一番の例が、どこかの地方の首長さんが接種を先行してやったとかといって袋だたきに遭っているという状況がありますけれども、あれなどとんでもないことであって、大体国が決めた優先順位というのは、確かに65歳以上とか基礎疾患ということはありますよ。ありますけれども、それを絶対視するということでいいのか。つまり国が出した優先順位でさえ、現場ではもろもろの矛盾が感じられている状況があるわけですね。
 例えば、医師会の開業医の皆さんも医療従事者なんですけれども、御家族がクリニックを手伝っていただいている場合は、それも含めて医療従事者になりますね。ところが、病院の医療従事者は、特にコロナを対象でやっている医療従事者は、家族はそこに入っていませんからね。だから、コロナを対象としている医療従事者からすれば、病院からコロナをもらって家庭にうつしたくもない、家族がどこかからうつされたものを自分が病院の中に持ち込むということも避けたい、そういう緊張感の中で暮らしているので、医療従事者の枠の中に自分の家族も入れて接種してほしいんだという結構切実な要望が来ています。ですから、そういうことはどうするんだということももちろんあるんですね。
 だから、国がしゃくし定規に言ったことを1ミリ外れたからと、あいつは何だと言ってバッシングする風潮というのは、それだけこのコロナで世の中がすさんできたのかなというふうに私は理解しますけれども、まさに地方の町や村の役場の状況でいえば、それこそ村長だ、町長だなんていう人たちが感染したら、最低2週間出てこられないんですから、役場の機能は物すごいダメージを受けるということは、自治の関係者であれば誰でも分かることですよ。それをバッシングするという感覚は、そこに誘導するような報道の仕方をして、大体、国が言っている情報を垂れ流しにするということは、ジャーナリストのかけらもないね、気持ちが。特に私は思うけれども、そういうふうにすさんできちゃっている。だから、そういう中で正確に情報をきちっと伝えていくというのは非常に大事なことだと思っているので、気をつけていきたいと思うし、お気づきの点があれば、ぜひ直接御連絡、御指示をいただければというふうに思います。

中村 康弘

杉並区議会公明党として、本議案に賛成いたします。
 本区においては、新型コロナワクチン接種が昨日開始いたしました。限られた時間の中で、予約、接種までの体制整備に取り組まれたことに対しまして、区としても大変な苦労があったと思います。昼夜を分かたず奮闘している区役所職員と関係者の方々に心より感謝申し上げます。
 一方で、ワクチン接種に関しては様々な情報が飛び交う中、焦りや不安を感じる区民も多いと思われますので、区民目線での丁寧な対応、及び安心感を感じていただける情報発信にも引き続き御注力いただくことを改めて要望し、賛成の意見とさせていただきます。

大泉やすまさ 委員長

ほかに意見はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕