清掃工場建て替え環境影響評価書案への区の意見反映
まず、清掃工場建て替えの環境影響評価書案に対する意見についてお聞きします。
さまざま、今回、要望を中心に本区の意見書がまとめられたわけでございますけれども、まず、先ほどもちらっとお話がありましたけれども、不測の事態が発生した場合、どのような対応をとるのかというところを明確にするようにというようなことも審議会でご意見があったそうですけれども、具体的にどういったところがこの本区の意見書に反映されているのでしょうか。
まさに審議会からの意見をいただいて特に書き加えたところでございますが、それが1の全般的な意見の2ページの(4)のところでございます。「工事中や工事操業後に予想外の環境影響が生じ、地域住民から体調不良等に関する訴えが出た場合は、因果関係の調査に加え、その健康障害を除去するため、関係者と協議し必要な措置を講じることとされたい。」ここには当然、窓口の開設ですとか住民への十分な説明という意を込めた文章になってございます。
環境影響評価書案の意見不反映時の区の対応
さまざま、それ以外にもこちらからの意見、要望が入っているわけですけれども、これに基づいてというか、こういうのを受けて評価書が出てくるわけだと思うんですが、仮に当方の意見が余り反映されていないというふうな評価書ができたときに、再度意見を入れるのか、修正を申し入れるとかするのか、またいろいろな考え方があると思うんですけれども、その辺に関してどういうふうに考えているのかというところ。
もう1つは、もうちょっと具体的なんですけれども、例えば大気汚染のところで、個別の評価項目のところで容認しがたい数値が入っているということで、再度「環境保全対策等を講じた場合の予測を別途行い」と、そういうようなことも具体的に要望しているわけですけれども、こういったことが仮にある意味受け入れられなかったというか、反映されなかった場合は、次のステップとして区はどのような対応をとる考えなのか、その辺に関してはいかがでしょうか。
先ほども説明の中で少し申し上げましたが、この環境影響評価書案に対する区長意見に対しては、都を通じて一組の側から見解書、この意見に対してどういう解釈で臨んでいくのかというのが出てきます。その段階で区の側から申し上げる機会というのがあろうかと存じます。
それ以外にも、いわゆる都条例に基づく環境アセスの手続が終了した後も、工場建設に関する建設協議会、これは当然地域住民の方々も含めて、区もその委員に入ってございますので、そういった場で、必要な対応については強く求めていくという形になろうかなというふうに思ってございます。
それから2つ目のご質問で、大気汚染に関するご質問がございましたが、一部評価書案の中に、特に大気汚染の中では、二酸化窒素等について、その評価の中で環境基準を超えるという評価結果が出てございました。区では、これまで区が主催して行っている大気汚染の測定結果ではこうした数字が出ていませんでしたから、例えば重機に関する配慮をさらにしていくですとか、低公害型の重機を使うですとか、そうした対応をした上で、さらなる環境影響評価を求めたということでございます。
今の二酸化窒素の予測濃度の件に関してなんですけれども、具体的にこれがどのような形で住民等の健康等に影響が出る可能性があるのか。これは程度問題だと思うんですけれども、どういうリスクがあるのかということをもう少しご説明いただきたいということと、あと、同じ2ページの日影の部分で、建築物等に関しては、杉並区のまちづくり条例や東京都の中高層建築物の建築に係る紛争と予防に関する条例の適用を受けると考えられるというふうにありますけれども、今の時点で「受けると考えられる」という表現となっているのはどういうことなのか。「受ける」というふうに言い切らずに。これからの話ということだと思うんですけれども、受けない可能性もあるのかどうか、その辺に関してはいかがでしょうか。
二酸化窒素の影響ということであれば、当然、これは大気汚染でございますので、要は、わかりやすく言えば、体調不良という視点からすれば、呼吸器ですとか、そういった問題が多少あろうかなというふうに思ってございますが、環境基準自体もかなり厳しい数字で設定をされてございますので、今回、環境影響評価として一組側が示した数字に関しては、今申し上げたようなさらなる是正を求めていくという姿勢に変わりはございません。
それから2つ目のご質問で、日影のところ、まちづくり条例あるいはまた東京都条例に基づく影響でございますが、これは、建物の高さですとかあるいはまた建物の構造に関して、日影に影響がある場合に、事前に建築計画等を公開するように、そういった規定がございます。これに関して、今実際に新しい清掃工場の設計が進んでございますので、こういった視点からして、区の条例あるいはまた都条例の適用を受ける可能性がある、受けるというふうに考えられますけれども、そういった視点からの配慮を求めているということでございます。
この評価書案に関して最後の質問です。この案をベースに、前回もご報告いただきましたけれども、10月6日から12日の間に計6回、区内では5回、住民説明会を開催されたというふうになっております。これに関してはどのような感じで、合計何名ぐらいの方が参加され、またどのような意見が出され、それに対して、区また一組のほうでどういうふうな行動をこれからとっていく、そういったさまざまなことがあったのかどうか、その辺に関して概要を、わかっている範囲でご説明いただけますでしょうか。
住民説明会につきましては、10月6日の浜田山会館での説明会を皮切りに計6回、杉並区内で5回、世田谷区で1回という形で行われてございます。6回開催で、出席人数の合計が133名でございました。
主な意見としましては、工場の建設計画に関するもの、例えば既存の工場はいつまで使われるのかとか、あるいはまた併設する市民プールがどうなのかだとか、そういった問題ですとか、あるいはまた、今回評価書案が出ていますので、具体的な項目に関して調査結果あるいは予測値に関して、どういう仕組みあるいは制度で予測をしたのかですとか、さまざまなご意見をいただいたというふうに聞いてございます。
引き続き地域住民の方々とのコミュニケーションを大事にしながら、しっかりと民意を得た形で、これから進行をお願いしたいというふうに思います。
新しい環境白書の特徴と作成意図
続きまして、環境白書に関して質問させていただきます。
今回また新たに環境白書をつくられたわけですけれども、これまでの従来型、隔年でつくられてきた環境白書と比較して、この「発行にあたって」にも書かれておりますけれども、具体的にどのような特徴があり、どういったところに留意をして今回の作成に当たられたのか、その辺に関してご説明いただけますでしょうか。
先ほども少しご説明申し上げましたが、今年度は7年ぶりに環境基本計画を改定した年でございます。当然こういった行政計画というのは、つくって終わりというのではなくて、きちっとその事業の実施あるいは効果を検証していくということが肝要でございます。そういった視点から、この環境白書というのが、その計画がどういう形で進んでいるのか、その施策の概要ですとか、あるいはまた今後の課題、方向性について、この環境基本計画の構成、あるいは体系を踏まえて新たにまとめ直したというところが大変大きな特徴であるというふうに思います。
計画書の目標進捗管理、そのような位置づけも今回含んだ形かなというふうに思います。これまで基本計画に対しての実施状況の報告書というのを毎年度発行されていたと思うんですけれども、これに関しては、白書という形で今回合体したということもありますので、実施状況を毎年度やっていくのかどうかということも、ローリングのタイミングも含めて、今後どのような形でこれを発行していくお考えなのか、お示しいただけますか。
主な特徴としての2点目を挙げるとすれば、今中村委員からもご指摘のあった、実施状況報告書を合冊にしたということで、特にこの第2章、13ページからが従来の実施状況報告書に近い部分でございますが、今回は111事業すべて検証したというところが主な特徴となってございます。
当然、環境基本計画につきましては、少なくとも年に1回、きちっと計画の進捗状況を検証していくということが肝要でございますので、実施状況報告書を合冊した環境白書につきましても、これからは、隔年ではなく毎年発行していく予定でございます。
あと中身に関して、かなり多岐にわたりますので、若干今回は触れるだけにいたしますが、15ページで、環境基本計画成果目標達成率41.3%というふうに書かれております。まず、この基本計画の成果目標のところ、これはこれまで他の委員会の場でもさまざま目標設定に関しては論じられているわけですけれども、見たところでも、インプットの目標もあれば、アウトプットとしての結果としての目標もあれば、さまざま混在した形での目標設定という部分も若干ありますけれども、この41.3%の計算根拠はどのような形で算出されているんでしょうか。
環境基本計画上のいわゆる成果目標というのは大きく2つございまして、1つが、この14ページ、15ページに示されてございます一番右の欄のところ、22年度の目標数値でございます。もう1つは、環境計画の期間でございます25年度の目標数値というのもあるんですが、ここでは22年度の目標数値に対して、この環境白書自体が21年度の事務事業に関してのご報告という形になりますので、21年度末の段階で、22年度目標の数値に対してどの程度達成したのかということで、今お示ししていただきました41.3%という数字になったわけでございます。
すみません、この41.3%の分母と分子というのは、どういうふうな考え方で計算されているのかということを、もう少し具体的にお示しいただきたいということと、あと、100%というのは、今の計画では22年度を最終ゴールとしてすべて達成することを目的とした上で、21年度末の段階ではここまでの達成状況ですよということであれば、この41.3%という数字自体は、ある程度経年的に見た上で許容範囲といいますか、ほぼ予測範囲のことなのか、もしくは22年度、今年度末に向けて100%ということを考えれば、この41.3%というのはどのような位置づけとしてとらえればいいのか。
説明が足りなくて大変恐縮でございます。41.3%というのは、21年度末をもって22年度の目標数値を数値的に達成したもの。その目標の立て方もいろいろとあると思うんですが、そういったものを踏まえまして、41.3%という形で考えてございます。
22年度100%に向けての見込みといいますか、動向でございますが、もちろん22年度の目標数値に向けて、各事業もその目標に向けた取り組みを行っているわけでございますが、事務事業1つ1つをとらえると、22年度の目標に関してなかなか難しいものも幾つかあるかなということでございますが、環境基本計画の目標でございますので、今後精力的に取り組んでいきたいというふうに思います。
次に行きます。あと、中身に関してはいろいろお聞きしたいことはありますけれども、1点だけ聞きます。
家庭ごみの減量の部分で、5ページのグラフなんですけれども、「区民一人1日あたりのごみ排出量23区比較」と出ていまして、杉並区が少ないほうから2番目というふうになっておりますけれども、これを見ましても、一番多いのが千代田区で、杉並区の倍以上になっております。また、ワースト3といいますか、多い順番に、千代田、中央、渋谷というふうに考えますと、完全に事業関係、商店とかそういった企業関係の多いところ、商店街とか商店とか企業とかオフィス街とか、そういったところが比較的多くなっているわけですけれども、この辺をどういうふうにとらえればいいのか。どう考えても、千代田区民が、一般的な日常生活で杉並区民の方々の倍以上のごみを排出しているとは思えないので、恐らく、さっき言った要素が入っているからこのような形になっているのかと思いますけれども、その辺に関してはどのように整理されているのか。また、そういったことをある意味排除した形で、本当に大事なのは、我々の一般的な日常生活の中で、ごみの排出量ということに関して杉並区民はどの程度の意識があって、どの程度の排出量なのかというところを比較していかなければならない。単純に割り算して出る問題じゃないと思いますけれども、その辺に関してはいかがでしょうか。
今委員の、千代田区が非常に多いというところでございますけれども、委員おっしゃるとおり、オフィス街ということもありますし、昼間人口といいますか、他区から住民が昼間来ていろいろ生活というか、していくというところで、ごみを出しているといったところもあるのかなというふうに思ってございます。
そういうふうな要素がありまして、この表でいきますと単純に比較できないわけですよね。ただ、このグラフを見ると、ああ、杉並区民の方々は環境の意識が高くて、日常的にもリサイクルを積極的に進めていらっしゃって、ごみの排出もしないような努力をされているというふうにも見えないこともないんですけれども、実際的にはそういった要素が入っている。大事なのは、これからごみを排出しないということを呼びかけるのであれば、日常生活でフラットな形にある意味データを処理した形で比較をしていく必要があるのではないかと思いますけれども、その辺に関して、もう一度お考えをお示しいただけますか。
確かにそのとおり、各区いろいろな事情というか、環境状況があろうかと思いますので、そういったことを含めて比較していかないと、本当に減量が進んでいるのか進んでいないのか、そういうところが見えにくい部分が確かにあろうかと思いますので、今後はその辺も踏まえつつ、杉並はどうなのかというようなところも考えながら、ごみの減量に努めていきたいというふうに思っております。