サーマルリサイクルモデル収集の分析結果と活用方法
私も、これまで他委員がご質問されていたように、重なるんですけれども、サーマルリサイクルに関してちょっとご質問させていただきます。
まず、モデル収集なんですけれども、平成18年度に9,700世帯、今年度の10月から4万2,000、来年度から全戸に展開していくと。第1期目の9,700のモデル収集の分析結果を第2期の4万2,000にどのように活用するのか、モデル収集の結果によって何を変えていくのか、その辺をちょっとお聞かせいただけますか。
1つは、ごみの区分の変更に伴いましてどのように変化があるかということ、それから収集形態、実際にはごみの質が変更になることによりまして、これまでと同様の収集が維持できるのか、あるいはどういうのが一番効率的なのかというようなことからモデル的に実施をしているものでございます。
ということは、9,700のモデル収集の分析結果で、今までのサーマルリサイクルに関する方向性の修正点というのは、具体的に言うと、ありますか。
ごみのほうの分析から申しますと、区民の方への周知というのをもっと丁寧に細かくしていく必要があろうかなというふうに考えてございます。
それと、収集のほうで申しますと、こういったプラスチック製の容器包装の分別を行っている区、他区に例がモデルの中ではないわけですので、そういった中で、大体清掃車で回るわけですけれども、積載がどのくらいまで可能なのか、あるいは可燃、不燃のごみ量がどういうふうに変化するのかということを資料として得まして、19年度の配車計画その他に生かしていくということでございます。
そういうふうな形で、周知徹底に関してその辺を強化していくということなんですけれども、リサイクルとか分別に対する意識というのは、別のレポートにもありますけれども、年代とか住居形態、賃貸なのか持ち家なのか、また居住年数、そういったものによってもばらつきが見受けられますけれども、今回のモデル地域と杉並区全体、4万2,000も含めて拡大していく中で、その辺の分布といいますか、住まわれている方の形態、年代も含めて、意識が若干微妙にモデル地域とはまた違ってくる可能性もあるんじゃないかと思うんですけれども、その辺のバリエーションに関する調整とか、そういう対策は何かもう加味されていますか。
ご指摘のように、地域差が若干見られるかなというふうに感じております。サーマルに限らず、一般のごみの出し方、集積所の状況等を見ましても、集合住宅といいますか、そういったようなところと戸建ての住宅でのごみの出し方というのは違っておりますし、また、商店街と住宅街という中でも個々違った状況が見られるというふうに思っております。それらにつきまして、こういったモデル事業を通じまして、状況を把握しながら対応していきたいというふうに思っています。
状況を把握しながら対応していくということで、具体的な案というのはあるんですか。
今回拡大します地域で見ますと、高円寺北2丁目を入れてございます。ここは、狭小路地、それから単身者向けのアパートの多い地域、それから駅に近いというところで、今までやっていました松庵、和田が住宅街でございますので、そういったところのごみの出方もモデルの中で検証しながら、20年度4月の実施に向けた数値にしていきたいというふうに考えてございます。
わかりました。今のところ、20年度からサーマルリサイクルがスタートする予定ですが、このアンケートにもありますけれども、区民の方々が心配されているのは、環境に対する負荷と安全性とか、その辺も結構大きいんじゃないかと思うんです。これまでも、サーマルリサイクルに関しては、この委員会でもほかのところでもさまざま議論されているのは私も了解しているんですが、ここで改めて、特に安全性に関して、ダイオキシン対策、発生抑制対策とか除去対策とかさまざまあると思うんですが、その辺に関してもう1回改めて、安全性を確保するという部分での対策をお知らせいただきたいんですけれども。
廃プラスチックのサーマルリサイクルにつきましては、清掃工場を運営しております二十三区清掃一部事務組合と連携をとりながら実施しております。杉並区の昨年10月から始まりましたモデル実施に合わせて、こういった焼却に伴う調査を実施して、その結果を報告しているところでございます。今回の実施の拡大に合わせまして、通常の測定に加えて調査を行う、その結果を公表していくという形で、安全な操業を確保していくという形で進めてまいります。
あと、環境への負荷という部分に関してなんですが、私の一般質問でもちょっと質問させていただいたんですが、杉並区地域省エネ行動計画という、CO2を抑制していこうというふうな計画がある中で、今回のサーマルリサイクルに変換することによって、CO2、当然プラス要因も、可燃量が増えるわけですからさまざまあると思いますけれども、一方、運送の形態が変わる、そういうふうな部分で、さまざまプラスマイナスがあると思うんですが、杉並区として、CO2に与える影響というのは、このサーマルリサイクルはどういうふうな形になるというふうに見積もられておりますか。
ごみの中間処理を担っているのは清掃一部事務組合でございますので、そちらのほうの資料でございますけれども、確かに、プラスチックを焼却することによってCO2の増加が見込まれるわけですが、これまで不燃ごみにつきましては埋め立て処分を行っていたという中で、環境への、メタンガスですか、そういったものの排出もあるということで、たしか微増にとどまるというような数値が出ていたというふうに思っております。
それに加えて、委員ご指摘のように、ごみの搬送等、それから発電によるその他の削減効果ということも見込まれるということでお伺いしているところでございます。
23区全体としてのデータは清掃一組のほうからもさまざま出されておりますけれども、メタンガス削減も含めて、最終的には0.01%ですかの微増というふうに結論づけていますけれども、杉並区としてのデータというのはお持ちですか。
申しわけございません、資料を持ち合わせてございません。
区のほうとしても、私も一般質問でもお話しさせていただきましたけれども、CO2というところでしっかりと目標を達成していこうというふうな強い意思もありますので、その辺のところも、今回のこの変更に伴ってどういうインパクトがあるのか、それに対して、そういう予想をされるのであれば、どういう対策をまた別のところでとっていかなければならないのか、また、インパクトを最小限に抑えるためにはどうすればいいのか、そういうふうなところも、杉並区としても行動計画に整合性を合わせて、そういうふうな形で対応していかなければならないんじゃないか、そのように思います。
CO2に関してはここまでなんですが、もう1つ、経済性に関してなんですけれども、同じく経済的なインパクト、これも23区では見積もり出ておりますけれども、杉並区としては、経済的にはどういうふうに杉並区の収支に影響するのか、どういうふうにお考えでしょうか。
環境の側面というのは、ちょっと私は持ち合わせてございませんが、今回の分別の変更に伴いましては、経費の増を伴うということでございます。
それは具体的な数字はないんですね。
すみません、現在のところ、全域実施でやったときの数値は持ち合わせてございません。
サーマルリサイクル転換による経済的インパクトと住民の分別意識後退防止策
この辺に関しても、今のCO2と同じで、杉並区としてのこれからさまざま行財政改革をしていく上で、今回のプラス分、もしくはマイナス分もあるかと思うんですが、経済的インパクトに関しても、サーマルリサイクルへの転換というところをしっかりと加味した上で計画を立てていくべきじゃないか、そのように思います。
最後に、皆さんもご質問されているとおり、今回のサーマルリサイクルをやることによって、逆に、せっかくリサイクルが進んでいる杉並区で分別意識の後退にならないように、さまざまもう手を打たれているというふうにもご答弁されておりますけれども、本当にしっかりとこの辺を、なし崩し的に全部燃やしてしまえばいいんじゃないか、そういうふうになることが一番よくないかなと思いますので、その辺に関しても、そうならないように、20年度からのスタートの前に徹底していただくような対策をとっていただけるようにお願いしたいと思います。
以上でございます。