平成19年10月1日 保健福祉委員会

杉並区移動サービス情報センター開設の経緯とニーズ

中村 康弘

それでは、私のほうから、杉並区移動サービス情報センターの件についてお聞きします。
 まず、この移動サービス情報センターは本日開設ということなんですが、これまでどういうニーズがあったのか、どういう経緯でこの開設に至ったのか、簡単にちょっとご説明いただけますか。

保健福祉部管理課長

これまで福祉有償運送という形で、友愛の灯協会というところがハンディキャブを運送していました。それが、道路交通法のいろいろ改正に伴いまして、より広い範囲の輸送団体が参入してくるという状況がありまして、平成16年から内部で検討を始めまして、要するに福祉関係のそうした高齢者、障害者の方について、移動する際に、移動手段についていろいろ複雑な、さまざまな対応があって、なおかつさまざまな条件があって、非常に選択がしにくい、利用がしづらいという状況がございました。
 そういうこともありまして、私どもとしましては、移動サービスに対するまず情報の提供、それから関係者の協力体制の確保ということを主眼に置きまして、こうした情報センターを設立することに至ったものでございます。

中村 康弘

大変すばらしいセンターだと思うんですが、9月21日付でこの開設に関する概要が発表されているんですけれども、イメージをわかせるために、例えばこのセンター内でどういうふうなことがやりとりがされるのかということで、「例えば…」というふうに書いていますけれども、車いすを初めて使うんだけれども、どうやって病院まで行ったらいいのかという質問とか、例えば、先ほど話がありましたとおり、タクシー会社とかNPOとかいろいろなサービスがあるんだけれども、どこが違うんだとか、そういうふうな質問に対する答えだというふうなことなんですけれども、区の移動サービスのシステム的なことに対する一般的なご質問とか、そういうふうなことが「例えば…」というふうにここで書かれているんですけれども、もうちょっと具体的に、例えば今急に雨が降ってきて困っているんだけれども、どうすればいいですかという質問に対応してくれるのかとか、今使っているサービスだとちょっと高いので、もう少し安いところはありませんかとか、予約がつながらないんだけれども、つなげていただけませんかとか、より具体的なニーズに沿ったサービスというのも、将来的にはこのサービスセンターでは――将来的にというか、本来であればやるという計画なんでしょうか。

保健福祉部管理課長

今、このセンター開設に当たって、事業者のほうにいろいろ聞き取りもありまして、事業者の事業形態、それから、利用者に対してどういうものができるかというようなことをヒアリングをして回りました。それに応じて一応サービス提供のためのフローチャートのようなものをつくって、具体的な内容について情報を収集してきたところです。また、現在も収集しているわけなんですが、そうした情報を踏まえまして、ただいま委員のご指摘がありましたような質問等にも答えられるような体制を築いていきたい、そういうふうに考えております。

中村 康弘

ぜひともよろしくお願いします。私のところにも福祉タクシー券の件でいろいろなご相談をいただいたりとか、あと、私の地域ですぎ丸の延長をというすごい強い声があったりとか、これからの障害者とか高齢者に対する移動サービスというものが非常に大事になってくるんじゃないかな、ニーズがかなり高いんじゃないかなというふうに思っております。
 そういう意味におきまして、今お話がありましたとおり、本当に利用者の立場に立ったそういうセンターの運営、並びに1つのネックは、サービス提供者の拡大というのも非常に大事だと思います。いろいろな選択肢があって、いろいろなところからサービスセンターを利用して、よりベストなものを利用していく、そういうふうな形が非常に重要じゃないかと思います。そういう意味におきましては、保健福祉という枠プラス都市整備という角度でもこれから大事になってくるんじゃないかと思いますので、これはひとつ力を入れて充実させていただきたいなというふうに思っております。

事務処理記載漏れと発送時点検ミスの詳細

中村 康弘

 続きまして、記載漏れの件に関してご質問させていただきますが、事務処理のミスというふうにありますが、また、発送時の点検ミスというのがありますけれども、もう少し突っ込んだ形でお聞かせいただけますか。

国保年金課長

本来でしたら、「本人」「被扶養者」の記載を被保険者カードにするところでございますけれども、その仕様書の中に落としてしまいましたというようなところでございます。作成仕様書の中に落としたというようなことでございます。

中村 康弘

作成仕様書の中に落とした、システムの中でそういうデータが落ちたということなんですか。すみません、ちょっと理解できなかったので、もう一度。

国保年金課長

今回一般の被保険者証と同時につくったのですけれども、同時につくった中での仕様の中に、退職被保険者証についてのみ、「本人」と「被扶養者」の記載が必要でございますが、それを忘れたというところでございます。

中村 康弘

再発防止策は、きっちりともう打たれているんでしょうか。

国保年金課長

区民の皆様との信頼関係を強固なものにするために今取り組んでいる時期に、本当に申しわけないことだと思います。再発防止に当たっては、今後このようなことが二度と起きませんように、今後、作成仕様書等をしっかり見直して、複数の目で見直してまいりたい、そんなふうに考えてございます。

中村 康弘

人間がすることですから、ミスがゼロということは、常識的に考えてもあり得ないことですので、それはある程度、起こることは仕方がない部分もあるかと思いますけれども、本当に大事なのは、今副区長もおっしゃられたとおり、しっかりと再発防止策、その辺のプロセスも含めて、点検の作業も含めて、また、人員の作業に対する姿勢も含めてしっかりと検証して、再発防止策をやっていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。

高齢者入浴サービス:ゆうゆう館の設備問題と苦情

中村 康弘

 続きまして、高齢者入浴サービスの件についてさまざま質問させていただきたいなと思うんですが、報告書のページに沿って行きたいと思います。
 まず、2ページで、「現在の整備方針」というところで、ゆうゆう館の整備方針に関して、トイレを男女別に分けていくとか、そういうふうなことが書かれておりますが、今のゆうゆう館の設備に関して、さまざまな問題点とか苦情とか、いろいろなご意見が届いているかと思うんですが、現在、主なものにどういうものがありますか。

高齢者施策課長

ゆうゆう館の施設設備ということでございますが、先ほども少々申し上げましたが、平成18年4月から協働事業を開始して、また、時を同じくしてといいますか、介護予防関係の教室が開催されるということで、中には利用ができない、抽せんになっているというところがございまして、そういうスペースを確保してほしいということがございます。また、これも先ほど申し上げましたが、トイレの問題でございますが、やはり共用というのはどういうものなのかというお話も承っております。
 そのほか細かいことといいますか、細かいという言い方はあれなんですが、施設設備に関して、いろいろ高齢者が使いにくいとか、そういったことは日ごろお聞かせいただいていますので、そこは可能な限り改善をしていきたいというふうに考えております。

中村 康弘

具体的に我々のほうに声が届いているのは、和泉館のトイレは車いすで利用できない、そういうふうなお話も来ております。その辺も含めて、しっかりと高齢者に対する、さまざまな方がいらっしゃいますので、車いすの利用可能というふうな状況も含めて、整備をこれから進めていただきたいなと、そのように思っております。

風呂っと杉並事業の今後の方向性

中村 康弘

 続きまして、報告書の4ページなんですけれども、風呂っと杉並事業が、基本的には今年度をもって補助を廃止していくというふうなことらしいんですが、これはここにも書いておりますように、公衆浴場で高齢者の活動とか交流を促進するという1つの意味があるわけなんですけれども、この風呂っと杉並事業に関しては、今後どういうふうな方向性でこの事業を考えていらっしゃるんでしょうか。

高齢者施策課長

風呂っと杉並事業でございます。これにつきましては、2つあって、バリアフリーに関する施設改修の経費と事業運営に要する経費ということ、2つの支出をしています。
 バリアフリーのほうは、補助金適正審査会から、見直すべきというご指摘をいただいておりまして、大体整備のほうも希望するところは一巡したのかなということで、今年度廃止ということを考えています。
 事業費につきましては、引き続き続けてまいりたいというふうに考えております。

高齢者活動支援センター廃止の今後の検討状況

中村 康弘

ということは、バリアフリーに関しては一通り終了、ただ、事業に関してはこれからも継続していくということですね。わかりました。
 続いて、ちょっと確認させていただきたいんですが、その下のところの今後の基本方針なんですけれども、高齢者活動支援センター、先ほど別の委員の質問に、高井戸の施設ということで、ここのことを言っているんじゃないかと思うんですが、廃止した後の熱の使用云々というふうなことまでお話しされていたんですけれども、この報告書ではまだ廃止は決定されていないんですよね。今後検討していくという方向なんですよね。

高齢者施策課長

委員ご指摘のとおりでございます。ゆうゆう館については明確に廃止するということで記載させていただいておりますが、こちらについては検討していくということで、これからそのあり方ですね、もちろん廃止ということも1つの選択肢になろうかと思いますけれども、どういった利用ができるのかということを検討していくということでございます。

中村 康弘

当然、コストもこれからしっかり大事になってきますけれども、ここに関しては延べ利用者が増えているということもありますので、その辺もしっかりと配慮して、コストのみで判断しないような形でひとつお願いしたいなというふうに思っております。もちろんコストも大事なんですが。
 あと、ゆうゆう館に関してはこれから廃止するという方向に決まったようなんですが、その代替案として、おふろ屋さんをこれから活用していってはどうかというふうにあります。ただし、ここも119の浴場が昭和45年のときにはありましたけれども、現在、区内に38カ所しかないと。ゆうゆう館というのは各地域に満遍なく配置されていますよね、アクセス的に。おふろ屋さんというのは、どうなんでしょう、各地域に地域間格差といいますか、交通アクセスということに関しては問題ないというふうにお考えでしょうか。

高齢者施策課長

ゆうゆう館は行政の施設でございますので、それなりに区域を考慮して建てたということでございますが、浴場については、私もつぶさには承知しておりませんが、地域の偏在というのはもしかしたらあるかもしれませんが、そういった民間のほうでやっておられるものが基本になるということで、今回見直したということでございます。数の問題については、ゆうゆう館が32あって、おふろがあるのは28ですけれども、浴場については38ございますので、そちらのほうを利用していただくことが適当だというふうに考えております。

中村 康弘

単純に28対38というふうな形で結論づけるよりも、今現在少なくなっているとはいえ、1人、2人であろうとも、しっかりと今それを楽しみに利用されている方がいらっしゃる。先ほどのお話の中で、自家におふろがある人でも来ているということは、経済的な部分もあるのかもしれませんが、やはり外に出て、おふろに入って友達と話をして、そういうことを楽しみにして来てくださる方も当然いらっしゃるというふうに、もちろんそういう目的でこれもされているんだと思うんですが、そういう意味におきましては、移管するのであれば、しっかりときめ細やかな対応をお願いしたい。例えば1人1人のアクセス。なくなったときに、その方が、ではどこのおふろ屋さんに行くのか、そのときにはどういうふうな交通手段で行くのか、そういうふうなことも配慮をして、とにかく現実的に今利用している方がいらっしゃるというふうなことを念頭に置いて、これからきめ細やかな配慮をお願いしたいなというふうに思いますので、何とぞよろしくお願いいたします。
 以上です。